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統計コラム

 

第8回 あなたも『統計調査員』になりませんか!

 早く定年退職(60歳)して、煩わしい日々から解放されたいという思いが人一倍強い
筆者です。じゃあ辞めたあと何をするのかといえば、先祖代々の農地が少しばかりある
し、ささやかな趣味もあるし、老親の介護も必要になってくるでしょうから、「毎日ヒマで
しょうがない」なんていうことは無いとは思いますが、それでも今に比べれば時間には余
裕が生まれるであろうことは、想像に難くないところです。
 一方、退職した先輩方から耳にするのは、「公務員が退職すると地域の世話役などを
打診されることも多い」ということです。県内の中山間地に住む筆者ですが、この年まで
仕事にかこつけて地域でのお付き合いをおざなりにしてきたし、長年の不義理もあるの
でそうそう無下に断るわけにもいかないから、話が来れば潔く引き受けようと思っていま
す。
 ・・・で、地域にある役割の中にはどんなものがあるのかといえば、区長や民生委員は
有名だと思いますが、『統計調査員』もその一つのようです。実際、県の部長だった●●
さんや元統計課長の■■さん、役場職員だった▲▲さんや教員だった◆◆さんなど、
今の仕事の中で旧知の先輩方のお名前を見つけることも少なからずあり、懐かしさとと
もに、頑張っていただいているなぁ、有難いなぁというのが率直な気持ちです。
 ではそもそも『統計調査員』って何をする人なのかといえば、まあ、いまふうのアル
ファベットや意味がよくわからないカタカナ名称ではなく、フツーの簡単な漢字(笑)な
ので、日本人の大人なら大体は察しがつくと思いますが、改めて簡単にご説明しましょ
う。
 まず、身分ですが、総務大臣等又は都道府県知事から任命される非常勤の公務員
になります。その名のとおり、国勢調査や労働力調査、家計調査などの統計調査に従
事するのが仕事です。それだけで食べていけるという額ではありませんが、当然、仕事
をやれば報酬もいただけます。
 具体的には、調査対象の世帯や事業所などに調査票を配布するとともに、調査票に
正しく記入してもらえるよう、統計調査の趣旨や内容などについての説明を行い、そして
記入してもらった調査票を回収して、点検・整理などを行います。近年ではオンライン調
査も一般化されてきているので回収の手間などの負担が小さくなってきている一方で、
プライバシー意識や情報管理意識の高まり、共働き世帯やオートロックマンション等の
増加による調査の困難化ということが、(特に都市部の)統計調査員の大きな悩みと
なっています。
 国では、業務のスリム化を図るため、民間の事業者への業務委託を推進してきていま
すが、まだまだ地域の現場の『統計調査員』さんの力に頼っている部分が大きいという
のが、今の日本の統計調査の現状です。
 そして実は、この『統計調査員』もご多分に漏れず、人手不足なのです。新規に統計
調査員になるのは「自治会等からの推薦」というパターンが多いのですが、本人からの
応募も受け付けています。市町村のホームページや広報誌などをみていただくと募集
の広告が出ていると思いますが、コレがなかなか人手が集まらないのです。
 参考までに、群馬県における登録調査員(実際に統計調査に従事していただく『統計
調査員』は、基本的には名簿に登録された登録調査員の中から任命されます)の人数
(平成31年3月31日現在)は計4,137人(男2,813人、女1,324人)で、5年前に比べて
約300人減っており、長い目で見ての「右肩下がり」となっています。そしてさらには高齢
化も同時進行中で、年齢構成は61歳〜70歳が約41%、71歳以上が約28%、51歳〜
60歳が約19%となっており、こういった現象は全国共通の傾向です。
 来年は「統計調査の中の統計調査」ともいうべき、5年毎に実施される国勢調査(令
和2年10月1日調査)があります。群馬県内だけでも、約80万世帯を調査する必要が
あり、それを行うためには約1万人(!)もの『統計調査員』が必要なのです。
 スミマセン、堅い話が長くなってしまいました。筆者の老後設計の話に戻ります。
 年金は65歳にならないと貰えない(減額でもイイなら60歳からでも貰えるが)し、そ
うかといって再任用やフルタイム勤務では今と大して変わらないので、この憂鬱から
解放されなくなっちゃうし、だからといってブラブラと働きもせず勝手なことばかりやっ
ているのも世間体が悪い(苦笑)し、「じゃあどうすれば…」というジレンマに悩む筆者に
残された道はといえば、地域での不義理の罪ほろぼしをしながら社会貢献ができ、(少
しばかりではあるけれど)報酬までいただける『統計調査員』になるの がベストな選択
ではないだろうかと、そう遠くない老後生活に思いを巡らす今日この頃です。
 人手不足なので同士を募ります。私と一緒にあなたも『統計調査員』になりませんか!

こちらもご覧ください。→  統計調査員パンフレット(PDF)

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