平成12年国勢調査
第3次基本集計結果の概要
[就業者の職業(大分類)、世帯の型]
| 生産工程・労務作業者、事務従事者、販売従事者の順に多い
管理的職業従事者、農林漁業従事者は平成7年に比べ1.1ポイントずつ縮小 |
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群馬県の15歳以上就業者1,040,250人を職業大分類別にみると、生産工程・労務作業者が371,938人(就業者の35.8%)と最も多く、次いで事務従事者が176,990人(同17.0%)、販売従事者が132,033人(同12.7%)、専門的・技術的職業従事者が121,843人(同11.7%)となっている。
職業大分類別の就業者数を前回調査の平成7年と比べると、サービス職業従事者が7,869人(9.8%)増、保安職業従事者が969人(9.5%)増などとなっている。一方、減少となっているものは、管理的職業従事者が11,450人(30.4%)減、農林漁業従事者12,166人(14.6%)減などとなっている。
また、職業大分類別の就業者割合を平成7年と比べると、主なところでは、専門的・技術的職業従事者、サービス職業従事者がともに0.8ポイント拡大しているのに対し、管理的職業従事者、農林漁業従事者がともに1.1ポイント縮小している。
表1.群馬県の職業(大分類)別就業者数・割合(平成7年・12年)
職 業
(大分類) | 平成12年 | 平成7年 | 就業者数(人) | 割合(%) | 就業者数(人) | 割合(%) | 総 数 | 1,040,250 | 100.0 | 1,050,985 | 100.0 | A専門的・技術的職業従事者 | 121,843 | 11.7 | 114,044 | 10.9 | B管理的職業従事者 | 26,270 | 2.5 | 37,720 | 3.6 | C事務従事者 | 176,990 | 17.0 | 175,825 | 16.7 | D販売従事者 | 132,033 | 12.7 | 131,989 | 12.6 | Eサービス職業従事者 | 88,457 | 8.5 | 80,588 | 7.7 | F保安職業従事者 | 11,204 | 1.1 | 10,235 | 1.0 | G農林漁業作業者 | 71,236 | 6.8 | 83,402 | 7.9 | H運輸・通信従事者 | 35,239 | 3.4 | 37,934 | 3.6 | I生産工程・労務作業者 | 371,938 | 35.8 | 377,248 | 35.9 | J分類不能の職業 | 5,040 | 0.5 | 2,000 | 0.2 |
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図1.群馬県の職業(大分類)別就業者数(平成7年・12年)
| 就業者全体の平均週間就業時間は、42.1時間
職業別の就業時間は、運輸・通信従事者が49.8時間で最も長い |
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群馬県の15歳以上就業者全体の平均週間就業時間は42.1時間である。これを職業大分類別にみると、運輸・通信従事者が49.8時間と最も長く、次いで管理的職業従事者が45.6時間、保安職業従事者が45.5時間、販売従事者が44.9時間などとなっている。
また、就業者の7割以上を占める雇用者の就業時間を職業大分類別にみると、全ての職業で常雇(期間を定めずに又は1年を超える期間を定めて雇われている人)の就業時間が臨時雇(日々又は1年以内の期間を定めて雇用されている人)のそれを大きく上回っている。
表2.群馬県における就業者全体の職業(大分類)別平均週間就業時間 (単位:時間)
| 総
数 | A
専門的・技術的職業従事者 | B
管理的職業従事者
| C
事務従事者
| D
販売従事者
| E
サービス職業従事者
| F
保安職業従事者
| G
農林漁業作業者
| H
運輸・通信従事者
| I
生産工程・労務作業者 | J
分類不能の職業
|
就業者
全 体 |
42.1 |
43.0 |
45.6 |
39.3 |
44.9 |
40.1 |
45.5 |
38.3 |
49.8 |
42.4 |
37.8 |
雇用者
(常 雇) |
44.2 |
45.2 |
46.5 |
41.9 |
46.6 |
41.1 |
47.0 |
41.7 |
51.1 |
44.0 |
42.1 |
雇用者
(臨時雇) |
29.1 |
27.7 |
29.5 |
26.4 |
26.6 |
26.3 |
31.5 |
31.6 |
34.3 |
31.9 |
28.0 |
| 一般世帯全体のうち、非農林漁業世帯が77.3%を占める
平成7年に比べて、非就業世帯数は44.3%増加 |
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一般世帯(690,972世帯)を世帯の経済構成別にみると、世帯の就業者がすべて非農林漁業に従事する「非農林漁業就業者世帯」が533,842世帯(一般世帯の77.3%)と最も多く、次いで世帯に就業者が全くいない「非就業世帯」が113,494世帯(同16.4%)、世帯内に農林漁業と非農林漁業の両方の就業者がいる「農林漁業・非農林漁業就業者混合世帯」が23,564世帯(同3.4%)、世帯の就業者がすべて農林漁業に従事する「農林漁業就業者世帯」が17,456世帯(同2.5%)となっている。
経済構成別の世帯数を平成7年と比べると、「非就業者世帯」と「非農林漁業就業者世帯」がそれぞれ43.3%、2.2%の増加となっているのに対し、「農林漁業・非農林漁業就業者混合世帯」と「農林漁業就業者世帯」それぞれ18.7%、5.4%の減少となっている。
表3.群馬県における一般世帯の経済構成別世帯数・割合(平成7年、12年)
世 帯 の
経済構成 | 平成12年 | 平成7年 | 世帯数(世帯) | 割合(%) | 世帯数(世帯) | 割合(%) | 総数 | 690,972 | 100.0 | 649,664 | 100.0 | T農林漁業就業者世帯 | 17,456 | 2.5 | 18,443 | 2.8 | U農林漁業・非農林漁業就業者混合世帯 |
23,564 |
3.4 |
28,981 |
4.5 | V非農林漁業就業者世帯 | 533,842 | 77.3 | 522,148 | 80.4 | W非就業者世帯 | 113,494 | 16.4 | 79,225 | 12.2 | X分類不能の世帯 | 2,616 | 0.4 | 877 | 0.1 |
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図2.群馬県における一般世帯の経済構成別世帯割合(平成7年、12年)
| 通勤・通学者のみの世帯は一般世帯全体の30.0%
通勤・通学者が留守にした場合の在宅者は、高齢者のみの場合が最も多い |
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住宅に住む一般世帯(676,057世帯)について、従業・通学時の世帯の状況をみると、世帯員が通勤・通学のため世帯が留守の状態になると考えられる「通勤・通学者のみの世帯」は202,682世帯(住宅に住む一般世帯の30.0%)となっている。一方、在宅する世帯員がいると考えられる「その他の世帯」は473,375世帯(同70.0%)となっている。その内訳をみると、65歳以上の「高齢者のみ」が在宅となる世帯が141,868世帯(同21.0%)、6歳未満の「幼児のみ」の世帯が20,480世帯(同3.0%)などとなっている。
表4.群馬県における従業・通学時の世帯の状況 (単位:世帯)
| 総
数 | 通勤・通学者のみの世帯
|
その他の世帯
|
総
数 | 通勤・通学者以外の世帯員の構成 |
高齢者のみ
| 高齢者と幼児のみ | 高齢者と
幼児と女性のみ | 高齢者と女性のみ | 幼児のみ
| 幼児と女性のみ
| 女性のみ
| その他
|
住宅に住む一般世帯数 |
676,057 |
202,682 |
473,375 |
141,868 |
2,617 |
6,009 |
38,425 |
20,480 |
47,064 |
95,167 |
121,745 |
通勤・通学者が0人 | 143,932 | - | 143,932 | 73,394 | 10 | 103 | 12,244 | - | 454 | 9,482 | 48,245 |
1人 | 218,838 | 81,735 | 137,103 | 28,488 | 97 | 1,882 | 8,928 | 1,208 | 30,468 | 33,632 | 32,400 |
2人 | 138,343 | 46,290 | 92,053 | 12,003 | 742 | 1,918 | 6,682 | 11,327 | 10,254 | 24,289 | 24,838 |
3人 | 94,528 | 32,053 | 62,475 | 10,115 | 855 | 1,436 | 6,788 | 5,236 | 4,311 | 21,443 | 12,291 |
4人以上 | 80,416 | 42,604 | 37,812 | 17,868 | 913 | 670 | 3,783 | 2,709 | 1,577 | 6,321 | 3,971 |