平成25年住宅・土地統計調査 群馬県結果の概要

 

 

1 総住宅数と総世帯数

昭和38年に総世帯数が総住宅数を上回っていたが、昭和43年には逆に総世帯数を総住宅数が上回った。昭和43年以降、総世帯数と総住宅数の差が広がり、総住宅数が総世帯数を大きく上回るようになった。平成25年には、総住宅数902,900戸、総世帯数752,000世帯となり、総住宅数が総世帯数を150,900戸上回る状態であった。

 

 

 

 

 

2 空き家数と空き家率

空き家数、空き家率は増加を続けている。昭和38年は空き家数5,300戸、空き家率1.6%であったが、平成25年には空き家数150,100戸、空き家率は16.6%となった。
 空き家の内訳は、「賃貸用の住宅」の割合が最も大きく49.8%である。
 また、平成25年の全国平均空き家率は13.5%であり、空き家率の大きい順で群馬県は全国で9番目である。

*二次的住宅とは、ふだん住んでいる住宅とは別に、別荘などたまに寝泊まりしている住宅である。

*その他の住宅とは、人が住んでいない住宅で、転勤・入院などのため居住世帯が長期に渡り不在の住宅や建て替えなどのために取り壊すことになっている住宅である。

 

 

 

 

空き家率の小さい都道府県

 

 空き家率の大きい都道府県

 

都道府県名

空き家率

   

都道府県名

空き家率

1

宮城県

9.4 

 

1

山梨県

22.0

2

沖縄県

10.4

 

2

長野県

19.8

3

山形県

10.7

 

3

和歌山県

18.1

4

埼玉県

10.9

 

4

高知県

17.8

5

東京都

11.1

 

5

徳島県

17.5

6

神奈川県

11.2

 

6

愛媛県

17.5

7

福島県

11.7

 

7

香川県

17.2

8

愛知県

12.3

 

8

鹿児島県

17.0

9

秋田県

12.7

 

9

群馬県

16.6

10

千葉県

12.7

 

10

静岡県

16.3

・・

     

11

栃木県

16.3

39

群馬県

16.6

       

 

 

 

 

3 住宅の建て方

  住宅を建て方別にみると、一戸建が558,300戸で、住宅全体の74.6%を占めており、共同住宅は174,600戸(23.3%)、長屋建は13,700戸(1.8%)、その他は1,500戸(0.2%)となっている。
 建て方別割合の推移をみると、一戸建は昭和53年の84.9%をピークに徐々に低下しているのに対し、共同住宅は昭和43年の5.9%から一貫して上昇を続けている。


4 住宅の所有関係

 居住世帯のある住宅を所有の関係別にみると、持ち家の割合が70.6%と約7割を占めている。持ち家の割合は記録の残っている昭和38年から70%前半で推移している。
  なお、持ち家の割合の全国平均は61.7%であり、全国平均より持ち家の割合は高くなっている。借家では、民営借家が22.1%、公営・都市再生機構・公社の借家が3.7%となっている。

 <出典>
「平成25年住宅・土地統計調査確報集計」(総務省統計局)より
 
関連リンク
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