平成20年住宅・土地統計調査 群馬県結果の概要
1 総住宅数と総世帯数
昭和33年に総世帯数が総住宅数を上回っていたが、昭和43年には逆に総世帯数を総住宅数が上回った。昭和43年以降、総世帯数と総住宅数の差が広がり、総住宅数が総世帯数を大きく上回るようになった。平成20年には、総住宅数855,800戸、総世帯数730,000世帯となり、総住宅数が総世帯数を125,800戸上回る状態であった。
2 空き屋数と空き屋率
空き屋数、空き屋率は増加を続けている。昭和33年は空き屋数4,900戸、空き屋率1.6%であったが、平成20年には空き屋数123,100戸、空き屋率は14.4%となった。また、平成20年の空き屋の内訳は、「賃貸用の住宅」が54.2%と半数を超えている。また、平成20年の全国平均空き屋率は13.1%であり、空き屋率の小さい順で群馬県は全国で27番目である。
*二次的住宅とは、ふだん住んでいる住宅とは別に、たまに寝泊まりしている住宅である。
*その他の住宅とは、廃屋等誰も寝泊まりすることなく、賃貸用でも売却用でもない住宅である。
空き屋率の小さい都道府県 |
空き屋率の大きい都道府県 |
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都道府県名 |
空き屋率 |
都道府県名 |
空き屋率 |
|||
1 |
沖縄県 |
10.3 |
1 |
山梨県 |
20.3 |
|
2 |
神奈川県 |
10.5 |
2 |
長野県 |
19.3 |
|
3 |
埼玉県 |
10.7 |
3 |
和歌山県 |
17.9 |
|
4 |
山形県 |
11.0 |
4 |
高知県 |
16.6 |
|
4 |
愛知県 |
11.0 |
5 |
香川県 |
16.0 |
|
6 |
東京都 |
11.1 |
6 |
徳島県 |
15.9 |
|
6 |
佐賀県 |
11.1 |
7 |
鳥取県 |
15.4 |
|
8 |
新潟県 |
12.1 |
8 |
鹿児島県 |
15.3 |
|
9 |
富山県 |
12.3 |
9 |
福井県 |
15.1 |
|
9 |
宮崎県 |
12.3 |
9 |
山口県 |
15.1 |
|
・・ |
9 |
愛媛県 |
15.1 |
|||
27 |
群馬県 |
14.4 |
3 住宅の建て方
住宅の建て方を棟数により比較すると、一戸建が多く90%以上を占める。また、昭和43年は、長屋建22,830棟、共同住宅が3,870棟と、長屋建が多く共同住宅の6倍近くであったが、長屋建が徐々に減少し、代わりに共同住宅が増加していった。平成5年からは共同住宅の方が多くなり、平成20年には、共同住宅25,400棟、長屋建7,200棟と共同住宅が長屋建の約3.5倍となっている。
4 住宅の所有関係
居住世帯のある住宅を所有の関係別にみると、持ち家の割合が70.7%と約7割を占めている。持ち家の割合は記録の残っている昭和38年から70%前半で推移している。なお、持ち家の割合の全国平均は61.1%であり、全国平均より持ち家の割合は高くなっている。借家では、民営借家が21.5%、公営・都市再生機構・公社の借家が4.4%となっている。
5 自動火災感知設備設置状況
自動火災感知設備設置状況は、平成15年から大きく増加している。住宅全体で11.8%から41.6%、共同住宅で27.3%から65.8%となっている。
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