群馬県統計情報提供システム 群馬県産業連関表

群馬県産業連関表

平成23年(2011年)の概要−平成28年10月公表−

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産業連関表とは

産業連関表は、一定地域において、1年間に行われた財・サービスの産業間における取引状況等を一覧表にしたものであり、県民経済計算体系において推計対象とならない中間生産物の産業部門間取引の実態が詳細に記録されていることが大きな特徴です。
 また、産業構造や産業部門間の相互依存関係などの構造分析や、経済波及効果の分析を行う際の基礎資料です。
 通常5年に1度作成されており、今回の作成、公表は、平成17年に続き5回目となります。

平成23年産業連関表の特徴

1.投入構造

(1)中間投入(生産に対する原材料などの比率)
 全国と比べると、中間投入の割合が高くなっています。これは本県の産業構造が、中間投入率の高い第2次産業に特化していることによるものです。特に全国に比べてウェイトの高い輸送機械や業務用機械は、中間投入率の高い産業です。

表−1 中間投入率・粗付加価値率

 


表−1 中間投入率・粗付加価値率の産業部門順位



 

(2)粗付加価値
 粗付加価値部門の構成割合を全国と比べると、本県は雇用者所得の割合が高くなっています。これは、本県の産業構造が労働分配率の高い輸送機械や電子部品、金属製品などに特化していることなどによります。

図−2 粗付加価値部門の構成割合



 

2.移輸出・移輸入・県際収支

移輸出は、第二次産業が中心で、中でも輸送機械、飲食料品、業務用機械で全体の約48%を占めています。
  移輸入は、輸送機械、商業、飲食料品で全体の31.4%を占めています。
  県際収支は、568億円の移輸出超過となり、超過額は平成17年の2960億円の19.2%となっています。(全国は輸入超過)

表−2 移輸出、移輸入、県際収支の産業部門順位



 

3.生産波及

1単位あたりの新規需要に伴って発生する生産波及は、鉱業、水道、電気・ガス・熱供給などの第二次産業の原材料、エネルギー部門で効果が高くなっています。

表3− 1単位の新規需要に伴って発生する生産波及効果の産業部門順位



 

4.就業誘発、雇用誘発

それぞれの産業部門において需要が発生した場合に、各産業が生産を増加させることに伴い労働力需要を発生させます。これを就業誘発効果、そして誘発された就業者のうち雇用者(有給役員、常用雇用者及び臨時・日雇労働者)については雇用誘発効果といいます。
 就業誘発効果は、第一次産業と第三次産業で高くなっています。
 雇用誘発効果は、第三次産業で高くなっています。

表−4 それぞれの産業部門に100億円の需要が生じた場合の波及効果比較(雇用誘発数順)

(注)37部門から事務用品と分類不明を除く
    生産増加により雇用者報酬等が増加し、それに伴い需要全体が増加し、更に生産が増える効果(2次波及効果)もあるが、ここでは含めていない。
    現実には、雇用誘発数には時間外労働等の増加も含まれるので、全て新規雇用に向かうというわけではない。

 

 

産業連関表の構成と見方

  産業連関表は内生部門、粗付加価値部門、最終需要部門の三つの部分で構成されます。

  「内生部門」=各産業が商品を生産するために購入(投入)する原材料などの財貨・サービスの各産業間における取引関係を表しています。この部分は、産業連関表の中心をなすものです。

  「粗付加価値部門」=各産業の生産活動によって新たに生み出された価値の総額を表します。この部門には、雇用者所得(賃金)、営業余剰(企業の利益)などがあります。

  「最終需要部門」=各産業の生産過程における原材料としてではなく、消費や投資などとして販売されたものを表しています。

図−3 産業連関表の構造

 

産業連関表をタテ方向にみると、各産業が、財貨・サ−ビスを生産するのに必要な原材料をどの産業からどれだけ購入したか、労働力をどれだけ使い、利潤をどれだけあげたかなど、各産業の費用構成(投入構造)がわかります。
  ヨコ方向にみると、表側の各産業が生産した生産物を表頭のどの産業へどれだけ販売したか、また家計等でどれだけ消費されたかなど、各産業の販路構成(需要構造)がわかります。



【参考】

表−5 平成23年産業連関表(3部門表)

 


 

図−4 平成23年群馬県経済の循環と規模



 

図−5 平成23年群馬県産業連関表からみた財・サービスの流れ

 

産業連関表を用いた経済波及効果の分析例

(民間)
 群馬経済研究所:
  「富岡製糸場と絹産業遺産群が世界遺産登録された場合の経済波及効果」(平成25年11月)
   「ご当地キャラクター『ぐんまちゃん』の経済波及効果について」(平成27年3月)
 日本銀行前橋支店:
  「震災後の群馬県観光の状況及び夏場に向けた取り組み」(平成23年4月)
 
 (群馬県)
 観光物産課:
  「『ググっとぐんま観光キャンペーン』の経済波及効果」(平成26年3月、27年3月、28年3月)
 広報課:
  「『ぐんまちゃん』のデザイン利用による経済波及効果」(平成28年10月)
 

公表資料

※公表資料は、PDF形式です。
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統計表

※統計表は、Excel(97−2003)形式です。

波及効果分析ツール

産業連関表を用いて、施策やイベント等の経済波及効果予測などを分析することができます。

http://toukei.pref.gunma.jp/gio/giot2011.html(平成23年群馬県産業連関表「経済波及効果分析ツール」)

《 利 用 に あ た っ て 》

  • この資料の対象としているのは、平成23年(暦年)1年間における群馬県内の経済取引です。
  • 部門分類は、平成23年(2011年)産業連関表(全国表)と同様です。
  • 増加率は次の算出方法により求めた。 増加率=(23年表の計数−17年表の計数)÷17年表の計数×100
  • 「県民経済計算」とは、概念、推計方法、基礎資料が異なるため計数は一致しません。

お問い合わせ

  • 総務部統計課加工統計係
  • 電話 027-226-2404

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