群馬県統計情報提供システム 学校保健統計調査

学校保健統計調査−平成26年度群馬県結果（速報）−

索引

調査の概要

１．調査の目的

　この調査は、学校における幼児、児童及び生徒の発育及び健康の状態を明らかにすることを目的とする。

２．調査の対象

　満５歳から１７歳までの幼児、児童及び生徒の一部（抽出調査）。
　なお、調査対象者数は、次のとおりである。
(人)
区分幼稚園小学校中学校高等学校
５歳６歳７歳８歳９歳10歳11歳12歳13歳14歳15歳16歳17歳
身長男 531 462 461 460 468 460 465 754 749 754 387 385 388
女 583 453 467 461 465 462 459 747 748 747 382 375 385
体重男 531 462 461 460 468 460 465 754 749 754 387 385 388
女 583 453 467 461 465 462 459 747 748 747 382 375 385
座高男 408 462 461 460 468 460 465 754 749 754 387 385 388
女 448 453 467 461 465 462 459 747 748 747 382 375 385
健康男 732 2,306 2,274 2,292 2,325 2,444 2,455 2,933 3,030 3,005 3,903 3,831 3,901
女 790 2,184 2,218 2,173 2,234 2,296 2,419 2,909 2,810 2,823 3,860 3,764 3,630


（注１）年齢は、平成26年4月1日現在の満年齢である。
（注２）中学校には中等教育学校の前期課程を、高等学校には中等教育学校の後期課程をそれぞれ含む。
（注３）発育状態の調査は、調査実施校に在籍する幼児、児童及び生徒のうちから年齢別男女別に抽出された者を対象とし、健康状態の調査は、調査実施校の在学者全員を対象としている。

３．調査事項

（1）児童等の発育状態（身長、体重及び座高）
（2）児童等の健康状態（栄養状態、せき柱・胸郭の疾病・異常の有無、視力、聴力、眼の疾病・異常の有無、耳鼻咽（いん）頭疾患・皮膚疾患の有無、歯・口腔（くう）の疾病・異常の有無、結核の有無、心臓の疾病・異常の有無、尿、寄生虫卵の有無、その他の疾病・異常の有無及び結核に関する検診の結果）

４．調査の期日

　学校保健安全法による健康診断の結果に基づき、平成26年4月1日から6月30日の間に実施。

この報告書は、文部科学省において集計した速報値をもとに取りまとめたものであり、後日、文部科学大臣が公表する数値が確定値となります。

調査結果の主な特徴点

１．身長・体重・座高の平均値

　全国平均と比較して大きな差はみられない。
　昭和２３年度の調査開始以降、増加傾向にあったが、平成１０年度頃から増加傾向は落ち着き、身長、座高はおおむね横ばい、体重は平成１５年度頃からやや減少傾向にある。

２．主な疾病・異常等の被患率

（１）「裸眼視力」

　「裸眼視力１．０未満の者」の割合は、小学校以降は年齢が進むにつれて高くなる傾向にあり、１５歳で７１．４％と最も高くなる。
　「裸眼視力０．３未満の者」の占める割合も、年齢が進むにつれて高くなる傾向にあり、１６歳で４５．５％と最も高くなる。
　また、男子より女子の方が「裸眼視力１．０未満の者」の割合が高い傾向にある(5歳女子、17歳男子は標本サイズが小さい等のため非公表)。

（２）「むし歯（う歯）」

　「むし歯」の者の割合（処置完了者を含む）を年齢別にみると、９歳が６２．３％と最も高くなっており、被患率はすべての年齢で全国平均を上回っている。
　また、５歳から１１歳及び１５歳では男子の方が被患率が高い傾向にあるが、１２歳から１４歳、１６歳及び１７歳は女子の方が被患率が高い傾向にある。

（３）「ぜん息」

　「ぜん息」の者の割合を年齢別にみると、８歳が４．６％と最も高くなっており、１３歳から１７歳までは年齢が進むにつれて減少傾向にある。

３．肥満及び痩身傾向児の出現率

（１）「肥満傾向児」

　男子では８歳、９歳、１２歳、１３歳及び１５歳から１７歳で１０％を超えており、１７歳が１３．８３％と最も高くなっている。女子では１１歳及び１５歳で１０％を超えており、１５歳が１４．９７％と最も高くなっている。
　全国と比較すると、男子では６歳、10歳及び１１歳を除くすべての年齢、女子では１４歳を除くすべての年齢で上回っている。

（２）「痩身傾向児」

　男子では１２歳、１６歳及び１７歳で２％を超えている。女子では10歳から１５歳で２％を超えている。特に、女子の１2歳は4．22％と最も高くなっている。
　全国と比較すると、男子では５歳から７歳及び９歳から１５歳で下回っている。女子では、８歳、９歳、１１歳、１３歳、１６歳及び１７歳で下回っている。

公表資料（PDF形式）

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